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名古屋 足関節捻挫の原因と対処法

足関節捻挫の概要

スポーツ障害の種類には、難しい名前の物や聞きなれない名前の障害があります。

しかし、比較的一般的に知られている障害の一つが、今回取り上げる足関節

捻挫です。足関節捻挫とは、日常動作やスポーツ活動中など、足首を内側または外側

捻ってしまい、足首の関節を構成している靭帯や関節包が傷ついてしまう事を

足関節捻挫と言います。

足関節捻挫は内側と外側どちらに捻っても捻挫ですが、内側に捻ってしまう確率がか

なり高くなります。これを内反捻挫と呼びます。外側にあるくるぶし尖端の前に存在す

前距腓靭帯と言う靭帯が損傷してしまう事が多く、その結果としてくるぶしの周辺が

腫れてしまった、色が変色してしまう、腫れいる場所を少し押さえるだけでも激痛が走

るなどの時は、捻挫の可能性を疑わなければなりません。

足関節捻挫は、症状の度合いに応じて、3段階に分けられます。まず靭帯が軽い力に

より引き伸ばされしまったり、関節包が少しだけ傷ついてしまう程度の場合は「1度捻

挫」と呼びます。次に前距腓靭帯に代表される靭帯などの組織の一部が部分的に切

れてしまう状態を「2度捻挫」と呼びます。最後に靭帯が完全に断裂してしまう事を3度

捻挫と呼びます。捻挫の場合は、どの捻挫の程度かと言う事をしっかり把握する事が

必要で、重症度によって、治療計画もや治療法も変わってきます。

足関節の構造は非常に複雑です。靭帯の場合、外側靭帯(前距腓靱帯・後距腓靭

帯・踵腓靭帯の総称)や内側の靭帯である三角靭帯、足首の前方に存在

する前脛腓靭帯や後方のに存在する後脛腓靭帯と言ったたくさんの靭帯によって構

成されます。足関節の捻った方向や衝撃の度合い、足関節の柔軟性などのにより損

傷部位や程度も異なります。

足関節捻挫の原因

足関節捻挫は足首を内側に捻ってしまい、そこに強い衝撃と力が加わり、足関節の

安定機能をする、外側の靭帯が損傷することで起こります内反捻挫(内側に捻る捻

挫)が多くの確率で起こります。外反捻挫(外側に捻る捻挫)に関しては、足関節の

構造上あまり高い確率で起こる事は少なく、スポーツや転倒などでも、特殊なシチュ

エーションで起こります。

足関節捻挫は、スポーツで引き起こりやすい「スポーツ外傷」と認識されることが多く

特にサッカーやバスケ、ハンドボールなどで走っている時に急に方向転換する時や

ジャンプして態勢が不安定な状態で着地するなどの時に引き起こります。

足関節捻挫の概要

内反捻挫の場合は、前距腓靭帯など外くるぶし周辺の靭帯組織がを損傷した場合

外くるぶしの骨の周囲に腫れや痛みが生じます。足関節捻挫には、痛みの種類が

様々なので、「運動すると痛い」「何もしていないけど痛い」「腫れている部分を押すと

痛い」などの種類があります。また、損傷部位に変色が見られたり、熱感を感じたりす

る事があります。この場合は、できるだけ早く専門的な治療をスタートさせた方が良い

状態です。

足関節捻挫の治療

まず、足関節捻挫のセルフケアですが、できるだけ早く「RICE処置」と呼ばれる方法

を行います。RICE処置とは、Rest(動かさず安静にする)Ice(患部を冷やす)

Compression(患部を圧迫または固定する)Elevation(心臓よりも高くあげる)の頭

文字をとった名称です。

①Rest 足首を使用する運動は中止し、痛みのない楽な姿勢をとる。必要であれ

ば、ギブスや包帯、テーピングなどで固定する

②Ice 患部をアイシングバックや氷袋などで患部を冷やします。目安としては、捻挫

をして48時間以内はしっかりと冷やし、それ以降は状況に応じて冷却または温熱を繰

り返します。

③Compression 患部を圧迫することで、腫れを抑えたり、内出血の広がりを防ぎま

す。テーピングや弾性のある包帯などで、軽く圧迫する程度に固定します。強い圧迫

力ですと血管や神経が圧迫され、損傷してしまう可能性があるので、圧迫力の調整が

必要になります。

④Elevation 捻挫をした足首を、心臓より高い位置に置くことで、腫れを防ぐ事がで

きます。

当院での足関節捻挫の施術法

当院の行う足関節捻挫の施術に関しては、

①できるだけ早期に回復させるようにする

②捻挫を繰り返さないように再発を予防する

③アスリートとして捻挫によってパフォーマンスが発揮できるようにする

この3つを目的に施術を行います。

具体的には、テーピングでの固定、手技による関節の安定性を高めます。

また、当院独自のストレッチなどで正しい位置に戻し、筋出力を高めるアスリートの足

首を形成します。

 

 

 

 

 

 

 

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